2011年 1月 の記事

社会的企業としてのグルーポン

BOPビジネスとは直接的には関係ないかも知れませんが、日本でも最近話題のグル―ポンに関する記事の紹介。グル―ポンは日本では革新的なディスカウントサービスとして有名ですが、そのルーツは実は社会起業家にあるというもの。個人的にいろいろ思うこともあるので、自分のメモも兼ねてまとめました。

原文 Groupon: Million Dollar Social Enterprise??

以下、和訳 ===========

グルーポンは歴史上で最も早い成長を遂げている企業である。創業からニ年ほどしかたっていないにも関わらず、Googleから60億ドル買収価格をつけられた。しかし、多くの人は、グルーポンが「社会起業家」によってはじめられたと言うことを知らない。

2007年、26歳のAndrew Masonは、The Pointというウェブサイトを立ち上げていた。The Pointのコンセプトは、人々がある誓約(例えば寄付やボランティア、社会運動に参加するなど)をたて、その誓約に賛同する人々が一定数集まった時にそれを実行するというものだ。(つまり、今の日本で知られるグループオンが、あるディスカウントに対して人々が集まり、一定数の参加が見込まれたときにディスカウントが有効化するという集客システムであるように、The Pointはある誓約に対して人々が集まり、一定数の参加が見込まれたとき誓約を実行するという参加者募集システムだったのである。) これによって、例えば、ある人は100ドル寄付することを、100人の人々が集まった時だけ、それを寄付するという形をとることができ、この方法を用いれば、非営利組織が10,000ドルのプロジェクトの資金を調達するという確実性の下で、人々が寄付をすることができるのである。 続きを読む